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~第2回 韓国だより~

  • フレンドシップ仲間
  • 2011年6月17日
  • 読了時間: 5分

 日本生活の長かった私の韓国のアパート(マンション)について日本と違う、または日本にない変わったことを題にしてみたいと思います。  韓国のアパートは見た感じでは窮屈に見えて韓国人さえもマッチ箱家とか、ニワトリ小屋と言うが、実際住んでみるとその家の中は実に便利な構造をしています。アパートの室内に小さな庭があったり、バーベキューのできる空間もありますし、団地内では自生公園や池などもあります。2,000~3,000世帯団地の大きいところはプ-ルやヘルスクラブセンターはもちろん老人福祉館、保育園、幼稚園などもあります。

 日本ではアパートといいますと木造の2~3階立て物を連想しますが、韓国ではアパートと言うと低くとも5-6階以上のコンクリート立てのものを言います。ですから高島平にある高層マンションの団地を韓国ではアパート(写真1)と言うわけで有名建設ゼネコン社の立てたソウルのアパートは30-34坪ほどの大きさで値段が10-15億ウォン(日本円で1億円以上)・(写真2)もします。  私は日本から韓国に戻った初期は金銭的なことでビラーと言う10世帯ほどの集合住宅(写真3)に住んでいましたが、アパートの便利さを知っていましたから引っ越そうと頑張り、6年半前からアパート住みとなりました。(私の住んでいる団地の前で。写真4)しかしその便利さからかけ離れることがあったのでした・・・

 韓国アパートに引っ越した時に珍しいと思ったのがリビングルームに設置してあったスピーカー。初めは韓国アパートは高層だから火事または災害にしっかりと備えているのだと理解しました。しかしその大事なスピーカーの周りが紙テープで塞がれていたのでした。「なんで?火事になっても分からないんじゃないか?」以前住んでいた人は「安全意識が薄いのではないか」なんて思いながらその紙テープをはがしちゃいましたね。私はこのなんでもない行動がのちにどんなやかましい事をもたらすか想像もできませんでしたね。  引越しの次の朝。 ピンーポンー・・・ピンーポンー・・・  スピーカーが鳴った。なになに!!火事、災害、もしかして戦争!!私はやっていた行動を止めてスピーカーに耳を傾けた。 おいーおい。引っ越したばかりで火事かよ!頼むよ。何にもないように・・・

「アーアー、管理室でお知らせします。19のアのー1234の車両の主は車を移動してください」  ハ~アッ~??!!俺がなんか聞き間違ったのかな~??  「もう一度、お知らせします。19のア 1234車両~」  幸い火事ではなくてよかったな~。しかし駐車場の車の移動で団地全体放送をするなんてなんだ・・・ウーム・・・変だね!!!???  また次の日、引越しの荷物の片づけでつかれ、ちょいと昼寝していた所で ピンーポンー・・・ピンーポンー・・・  「アーアー婦女会でお知らせします。本日の2時から102棟の前で野外オープンマーケットが開かれます。太刀魚、豚足、燻製チキン、各種類の野菜、水産物を扱うので団地の方はぜひご利用ください。もう一度、お知らせし~」  ハーア~???なにこの放送??広告放送??しかも、なおさらきつくするのが「もう一度、お知らせし~」から始まる繰り返すこと。一応訳としては、車の移動は1世帯に1台の法律上の駐車空間ですが、2台以上も持っている世帯が多くて足りない所は車の通路にパーキングブレーキをはずして駐車し、出る時は車を押して出るのですが、たま-にうっかりしてパーキングブレーキをかける人がいて放送することになった訳です。またオープンマーケットの案内放送は業者に場所を提供して置けば補助金が幾らかが入るのでそれを団地の経費として使うとの事です。  ともかく火事でなかったので幸いと思う反面、これはやかましくてウザッタイと思いはじめましたね。スピーカーを紙テープで貼っちゃうか?いや~!そうじゃない。そんなら本当の火事のときはどうするんだ!・・・その後にも必要もないアパート放送は続いたのであります。  「キム ジナ子供はお母さんが捜しています。即座に家に戻って下さい。もう一度、ご案内~」  -もう早く帰れよ!な~!  「本日の午後3時から団地の老人ホームでの集いがあります。参加して下さい。もう一度~」  -俺は20年後だね。わかったよ!  「本日は管理費の支払いの日です。お忘れなく~。もう一度~」  -教えなくだって分かるよ!ッたくもう!~  「地下駐車場になになにの特徴を持った犬が歩き回っています。危ないですから主は連れて行ってください。もう一度~」  -なんだと~犬が・・・それがどうした??エンッ!!!  「野良猫がごみ収集場でなんたらかんたら~」  「赤十字会費の締め切り日がなんたらかんたら~」  「団地内で騒動がありましたが、静まりましたのでなんたらかんたら~」  -この放送自体が騒動って言うの!!ったくもう~  少し考えてもざっとこんな様なものだから・・・これ以外にも多かったが、とどめをさしたのはやはり何といってもアパートの代表の選挙公約放送であるのです。しかし、このように思うのは私だけではなく大勢の人も不便を感じ、その後、案内放送は減り続き、今は引越しの当初の4分の1も案内放送はなくなりましたが、アパートは狭い面積のソウルに住んでいる人にとっては理想のスミカであることには間違いありませんね。何しろ、韓国全国土の0.6%のソウルに総人口の5分の1の1,000万を越す人が住んでいるわけですから・・・  これを話題にする為、他のアパートに住んでいる人にも聞きましたが、確かに案内放送はあるのですが、うるさいとまではしないそうです。私のところが初期の頃そうであったことを付け加えますのでよろしくと・・・。  以上、韓国 キム ビョンスンからのレポートでした。

 
 
 
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