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~第3回 台湾だより~


 こんにちは!台湾の中部、台中市より、私みっちーがお便りします。台湾へ来て、ちょうど1年経ったところです。その前は板橋区に3年ほどいました。フレンドシップクラブ仲間の月例サロンを覘いたのがきっかけで、その後オータムジャンボリーやイヤーエンドパーティーに参加させて頂きました。それらを通じて、国籍を問わず、多くの人々の温かさに触れ、忘れ難い時間を過ごすことができました。たくさんの思い出はまだ私の心の中に、鮮やか且つ温かく残っており、今でも板橋に飛んで戻りたい思いに駆られることがしばしばです。そんな時、海外支部便りのお話を頂きました。まだまだ慣れないことだらけの台湾生活ですが、在住2年目の私が、等身大の目で見た&感じた台湾の日常を、みなさんにお伝えできたらとても嬉しいです。  さて、こちら台湾は旧正月が終わったばかり、今年は西暦2012年1月22日が大晦日(中国語で除夕といいます)、23日が元旦(春節または初一)でした。日本は年が明け、すっかり通常モードに戻っている頃、「お正月~♪」とウキウキな台湾にいると、日本で既にお正月を過ごしてきた私としては何とも不思議な気持ちがしますが、「1年で2度おいしい」訳なので、ラッキーですね。  旧正月は、まず除夕に向けて、家や会社の大掃除や、忘年会(尾牙)、新年に向けての買い出しにと忙しく過ごします。スーパーや市場も買い物客でごった返します。写真はある大型スーパーのお菓子売り場です。キャンディにスナック菓子、ナッツ類、スルメ等、量も種類もとにかくスゴイ!おやつは台湾のお正月に欠かせないっ!たくさん買っておかなきゃ!

 除夕、大掃除を終え、春聯(第1回タン留美さんの記事をご参照ください)も貼って、夜は家族みんなで食卓を囲みます(年夜飯または圍爐)。お母さんが腕を振るい、食べきれないほどのご馳走が並びますが、現在では、家族でレストランに出かけたり、仕出しに注文する家庭もあり、色々です。私達も今回はレストランに食べに行きました。お正月を代表する食べ物は魚です。

 「ユー」という発音が「余」と同じであることから、毎年お金が残って年々余裕が出るよう願いを込めて、魚を全部食べきることはしません。ほかにも中国の古代貨幣に形が似ているとされ水餃子を食べたりします。写真はほんの一部、食べるのに夢中で撮るのを忘れてしまいましたが、とにかくお腹いっぱい!  年が明け爆竹が鳴り響き、「新年快楽~!」台湾ではお年玉のことを「壓歳銭」または「紅包」といいます。普段、ご祝儀袋(紅包)はただ真っ赤な封筒を使いますが、年末になるとカラフルなデザインのものが売られたり、買い物をしたときに、お店からプレゼントされたりします。写真はすべてお店で貰ったものです(左から唐揚げ屋、眼鏡屋、スーパー)新年は家族と一緒に過ごす人が多いです。

また日本と同じように親戚や友達の家に新年の挨拶(拝年)に行ったりします。迎える側は、年末に買ったたくさんのお菓子や果物を用意して待ちます。さらに台湾ならではなのが、新年に家族や親戚でマージャンをして盛り上がる家庭が多いこと。外を歩いていると家々から「ジャラジャラ~」と音が聞こえてきます。もちろん、この時もお菓子やおつまみは欠かせませんよ!正月2日(初二)はお嫁さんは実家に帰るので(回娘家)、子供達は母親方のおじいちゃん、おばあちゃんの家に行くことになります。ほかにも過ごし方はさまざま、お寺へお参りしたり、デパートに買い物に行ったり、家族旅行に出かけたり、、、ですので、道路は大渋滞です。  以上が今回、私が見た台湾のお正月でした。年末、台湾人の友達に「台湾のお正月ってどんな感じ?」と聞いたところ「ひたすら食べる!食べまくる!!」との答えが、、、。「最低3キロは太るから覚悟しておいてね」の言葉の通り、いやそれ以上!?あぁ~、またやってしまいました。今年もう2回目です。。。(日本と台湾で)  新しい年、心も体も引き締めて、いろんなことにチャレンジし、新たな発見をしていきたいと思っています。それではまた!!

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